令和4年6月30日(木)
福岡大学・城南区役所連携事業
~拓本ワークショップ~を
開催しました。
~拓本ワークショップ~を
開催しました。
講師は先週の「勾玉作り」に続いて
福岡大学人文学部歴史学科教授の
桃崎 祐輔 先生です。
福岡大学の学生さんもお手伝いに
来てくれました。
「拓本」とは木や石などに刻まれた
文字や文様を直接あてた紙の上から
墨をたたいて写し取ったものです。
今回使用するのは、桃崎先生が全国各地で
集めて来られた大切な「瓦」です。
ただの瓦ではなくひとつひとつに
数百年前の歴史が刻まれた貴重な物。
参加したた皆さんもその重みを感じながら
大事な瓦をお借りして、作業開始!
瓦に紙を水で濡らしながら貼り付けて
その上から脱脂綿で軽く押さえていく作業を
繰り返し、文字や文様を浮き上がらせていきます。
これがとても根気のいる作業で、紙が破れたり
文様がなかなか浮かび上がらなかったり。
それでも桃崎先生や学生さんの手をお借りしながら
すこしづつ出来上がっていきます。
瓦を見ると、それがどの時代に作られたものか、また
その時代の支配者の移り変わりの歴史、もわかるそうです。
それぞれの瓦にはすごい歴史があり、その時代背景など
とても興味深い歴史の話をたくさん教えていただきました。
拓本作りをしながら歴史講座なんて
なんと贅沢な時間でしょう。
少し乾いたら紙の上から、綿につけた墨で
軽くたたいて、立派な拓本が出来上がりました。
【参加者のアンケート】では
・先生のお話が面白くて夢中になって拓本を作りました。
・今まで気が付かなかった瓦の魅力に気が付きました。
・拓本の取り方を初めて知り、採取地や文様から瓦が作られた年代や
歴史がわかるのが興味深い。福岡周辺の石碑を見て回りたい。
・拓本の講座で歴史に直に接する体験ができました。
などの感想がありました。
今回も皆さん大満足のワークショップでした。
桃崎先生、学生の皆さんありがとうございました。