令和6年9月7日(土)
城南市民カレッジ歴史講座がありました。
テーマは「中世チャイナタウン博多と油山天福寺梵鐘」
講師は大重優花さん(福岡大学人文学部歴史学科助手)です。
テーマは「中世チャイナタウン博多と油山天福寺梵鐘」
講師は大重優花さん(福岡大学人文学部歴史学科助手)です。
〇チャイナタウン博多について
11~13世紀、宋から来た商人で博多に家を構え
宋・高麗と博多とを往復し貿易を行った者を
「博多綱首」といい、その居住区を「チャイナタウン」
と考えられているが、現在にその名残はないそうです。
日本風の家に住み、身の回りのものは中国の物
調理は日本の石鍋などを使った和漢入り混じった
生活スタイルだったようです。
〇油山天福寺梵鐘について
文応2年に「博多綱首」の鄭三綱真の子息である
僧・禅念が、若き日に僧となった「油山」の寺の
文応2年に「博多綱首」の鄭三綱真の子息である
僧・禅念が、若き日に僧となった「油山」の寺の
ために鐘を鋳造しました。
鐘に掘られた銘文は文字が浮きあがった作りで
決して改ざんできないすばらしいものであり
国指定重要文化財だそうです。
19世紀には防府天満宮に渡りました。
19世紀には防府天満宮に渡りました。
歴史好きのみなさんが集まりとても貴重なお話を
聞くことができました。
有意義な時間をありがとうございました。