3月14日(土)
京都大学名誉教授・元城南ハイツ自治会長の酒井治孝先生による講座がありました。
堤公民館開館50周年ということで、「元城南ハイツ自治会長の酒井さんのお話を聞くのもいいのでは」と地域の方よりご提案をいただき、酒井先生も快く引き受けてくださり今回の講座が実現しました。
酒井治孝先生のプロフィール『一本の映画がきっかけでヒマラヤの虜となった小学校時代。将来の進むべき道を地球科学と決めた高校時代。3年間の青年海外協力隊での活動を経て大学で本格的に取り組んだヒマラヤの地質調査・研究と、ネパールの子どもたちへの教育支援活動』~「山」日本山岳会発行 2025年3月号より抜粋 ~
自治会長退任の際に公民館に先生の著書を寄贈していただいていました。
「ヒマラヤの渚」「ネパールに学校をつくる」「地球学入門」の3冊です。
今回はその中から「ヒマラヤ山脈の誕生と成長」についてお話していただきました
ヒマラヤ(グレートヒマラヤ)山脈は、約5500万年前に衝突したインド亜大陸が地中深く沈み込み変成岩帯となった。その後急激に盛り上がって1500~1400万年前に誕生した。
ヒマラヤ山脈の地形・地層区分を食パンを使って分かりやすく説明されたり、水に浮いた豆腐を使って自重による崩壊を説明されたり、実際にヒマラヤ山脈から採取してこられた岩石標本などを回覧して触ることが出来たりと90分間の講座(講義)があっという間に終わってしまいました。高校生も3人、先生の引率のもと聴きに来ていました。最初からメモを取りながら真剣に学んでいる姿が印象的でした。
「とても内容が濃いものでしたので、数回に分けて連続講座を開講するなどされたらよいのかなと思いました。」「内容が多すぎて月に1回1年間通して講義をしていただけると有り難い。」といったご意見もありました。
来年度、酒井先生にお願いして何回か講座をしていただくように計画しています。
皆さん、是非参加してください。
<参加者の感想>
〇地質学という難しい内容について、身近な分かりやすい例で説明されたので、分かりやすかった。壮大なスケールの話に興味が引き込まれました。
〇内容はむつかしくてよく分からなかったですが、このような研究を専門的にされてる方が近くに住んでいらっしゃるということがすごいと思いました。そして周りの受講生は一生懸命聞いている。これもすごい。
〇数億年前の大陸移動や変性の話、興味深く聞く事ができました。
〇どうして孤の形になっているのか?インド亜大陸が反時計回りに反転して、ローラシア大陸と合体したから。インドプレートとユーラシアプレートが押し合っているから。
〇サンドイッチでの例え話や岩石のサンプルの回覧など90分間飽きることなくお聞きしました。とても面白かったです。
〇とても貴重なお話をありがとうございました。難しい内容かと思いましたが、分かりやすく説明してもらい、とても興味がわきました。サンプルもたくさん見せてもらい、実際に触れさせてもらい、とてもいい体験になりました。
〇ヒマラヤ山頂が海だったとは、そういう事なのか~ ルビーとかガーネットって、変成岩でそんなに地下深く長い時間かかってできるのか~ テーブルクロスのしわのように地層がしゅう曲するのか~ オーストラリアとアジアがぶつかってアジラリア?になるのか~
〇40年余りの研究を90分にまとめて話していただき、もったいなくありがたかった。素晴らしい講義をじかに聴けて幸いでした。「ネパールに学校をつくる」の話も是非聴きたいです。次回を楽しみにしています。
