令和7年4月21日(月)
「地形・地名・地図からみる樋井川の歴史」
「地形・地名・地図からみる樋井川の歴史」
~江戸末期から現在まで~というテーマで
講座をしました。
講師は樋井川にお住いの牧野茂さんです。
今回は地元の歴史という事で、30名もの人が
参加されました。
牧野さんがこのテーマを考えられたきっかけは
樋井川は「ひいかわ」か「ひいがわ」のどちら
の読み方が正しいのか。
また、公民館も小学校も中学校も樋井川に
あるにもかかわらず、樋井川の名がついて
なく、樋井川という名のバス停もない。
どうしてこんなに樋井川の印象が薄いのか
という疑問からだそうです。
確かにそうですね・・・
そこには樋井川の呼び名の変還も関係している
様です。
江戸時代後期は
筑前国早良郡堤村(上長尾村)字○○
それから昭和57年に西区が3分割されて
福岡市城南区樋井川〇丁目〇番〇号と
現在に至るまで、何度も呼び名が変って
います。
地名の変還の背景から、当時の町の制度や
人々の暮らし、地域の産業、歴史が見えて
きます。
当時の地図や文献などの資料もたくさん
説明してくださいました。
インターネットの地図を利用して、色々な
事が検索できることも教えていただきました。
樋井川の名の歴史は古いけれど、今の樋井川
は丁目毎に個々の顔があるので、まとまった
地域としてのイメージを感じることが少ない。
それで樋井川の印象が薄いのでは、と言われて
いました。
参加された方も樋井川の興味深い話がたくさん
あり、またお話を聞きたいと大満足のよう
でした。
ここまで資料を作っていただくのは本当に
大変だったと思います。
地域にお住いの方が、地域のお話しをして
くださるって、とてもいいですね。
牧野さんありがとうございました。